納税の猶予裁判後、2013年3月に集団申請した8名に対し、3名が認められるという結果が起きています。

◇『税務署から言ってくるなんて、こんなこと初めて』
  原告として裁判を闘った池田さんは、裁判では認められませんでしたが、今年3月に申請した分に対しては許可通知書が7月2日付で送られてきました。「今年初めて税務署から、『昨年の病気で店を休んでいたときの売上と1年前の売上の分かるものを出してくれれば認められるかも』と声がかかっりました。これまでは『何を出したらいいの?』と聞いても何も言わなかったのと比べると、すごい違い。裁判の成果を実感しました」と話してます。納税の猶予裁判 成果を掲げて
  4月26日に出された地裁判決では、原告の一人堀田さんについて、要件事実はあるが申請時に出された資料でのみ判断すべきという税務署の主張を退け、「 「処分時において該当する事実が客観的に存在していたかどうかによって決せられる」「客観的に申請を許可すべき要件を満たしていた場合には、行政庁がそれを認識し得たか否かにかかわらず、客観的には申請が許可されるべき筋合いであった」「不許可処分を取り消して是正することが事理に適う」 として、堀田さんの勝訴となりました。
  納税の猶予申請に対し、これまで税務署は「要件があると説明するのは納税者の責任」という立場で、資料を受け取るだけ。その場では良いとも悪いともいわず、処分になって「資料不十分」として不許可にするケースが多くありましたが、「あとからでも客観的に要件があったとわかれば猶予を認めるべき」という判決が出された効果とみんなで確認しました。

◇8名中3名が許可勝ち取る成果
  8月25日には西北支部のHさんにも納税の猶予許可通知書が税務署から届きました。Hさんは経済的な理由とともに、本人と家族の医療費の負担がかかったことを理由に申請、税務署は何度も追加資料を要求してきました。
  これに対しHさんは、必要と思われるものは提出し、必要ないものは断り、支部でも6月に税務署交渉を行いました。
  「時間はかかりましたが、初めて納税の猶予が認められてうれしい」とひと安心のHさんでした。

納税の猶予裁判 1名勝訴