一括払いか、差押えか! 問答無用の差押え予告

◇問答無用の「差押」予告届く
   岐阜県に本店を持つA社に、大垣税務署から「差押予告」と表示された書類が送られてきました。その文章を見てビックリ!
  「・・・指定日までに全額納付してください」という督促のあとに、元の書式の「又は具体的な納付計画の相談いう文が税務署によって消されているので、「滞納国税全額の納付」「がない場合には、直ちに財産の差押えを執行します」となってしまっているのです(下写真 朱線部に注目)。

問答無用の「差押予告」


















  つまり、「いっぺんに全額払う」か「差押え」以外の分納相談とかの選択肢はないぞ、と言う脅迫文書。実際A社の事務員が税務署に「100万ずつ2回で払う」と電話したら、税務署員が「全額を期日までに払って頂かなければ差し押さえます」と言い切ったというのです。
◇国会答弁は「関係ねぇ」か?
  日本共産党の佐々木憲昭衆院議員が国会質問した際、「分納の申出があれば、実情に即して適切に処理する」「納付意思がない場合を除き、分納などにより自主的な納付を進める」などと答弁しているのに、それとは全く逆の「相談は受付けない、払うか、差押えか!」と納税者を脅迫している「動かぬ証拠」そのものではないでしょうか。
  津島民商は10日にAさん夫妻と戸田会長・鬼頭副会長・安井局長で大垣税務署に抗議・交渉を行ないました。応対した宗宮管理徴収第二部門統括官(のちに西澤総務課長も入室)は、Aさん夫妻の「払わないとは一度も言っていないし、30万・50万と一生懸命納税して滞納額を減らしてきたのに!」という怒りにもまともな説明は一切ありませんでした。しかし国会質疑の議事録を示され「納税者から、根拠を示して申立てがあれば考えます」(大垣税務署では、納付「相談」と「申立て」は違うらしい)と答え、事実上は撤回しましたが、文書としての撤回は拒否し、反省の言葉もありませんでした。
  Aさんはその場で納税の猶予を申請し、「審査に必要な書類等は後日連絡する」「審査中は差押えしない」と確約させました。
   → その後、国税局交渉へ

 
「民商ニュース」08.11.17号より

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