高利・親会社倒産のりこえ融資実現

●商工ローン理由に融資却下!
 愛西市のFさん(建築業)は税理士に会社の決算を頼んでいましたが、その決算書の借入先明細に、資金ぐりで苦しい時期に借入れした商工ローン「シンキ」がのっていたため、今年2月に融資を商工会に申し込みましたが「こんなところから借入れしているなら無理」とその場で「却下」。何とかやりくりしていましたがどうにもならずに7月に民商のなんでも相談に来所したものです。
 昨年9月の愛知県交渉(愛商連主催)で県の担当者から「商工ローンがあると貸さないという取扱いはしていない。私から県保証に電話します」という回答を引き出し、保証協会からも「今度の借入れでシンキからの借入れを一括返済することを条件に」審査に入ることを承諾しました。

●『親会社が倒産』ものりこえて・・・
 ところがその交渉中に、売上のほとんどを占めている親会社が民事再生法を申請、受け取っていた手形990万円が不渡りになってしまったのです! 手形はパーになるわ、これからの仕事の見通しもつかないわで、目の前が真っ暗になってしまいました。
 しかしそこは業者のど根性、親会社の取引先に仕事を直接もらったりしてまず仕事の見通しを立て、不渡り手形分も合わせて借入れしたいと県保証の審査で要求しました。
 県保証ははじめ590万円の希望額が1290万円に増えたのでびっくり。事情を聞いて助けようとするどころか「そんなことでは白紙に戻ってしまいますね」と借入れ自体を渋る姿勢に戻ってしまいました。

●『困ったときに化さないで、なにが公的融資か!』
 「困ったときに貸さないで何が公的融資か」と9月29日に再度県保証交渉に臨みました。新たに開拓した取引先の発注書を示してこの間の営業努力を迫力こめて訴えるFさんに、はじめは渋っていた県保証も折れ、「590万は融資する方向」「不渡り手形分は毎月返済にしてもらうよう、銀行に電話入れます」とも言ってくれました。
 さっそくその足で銀行にも交渉「県保証からも電話いただいています。さっそく本店に毎月返済に切り替えるよう申請します」と言ってくれました。
  3日後には県保証からも正式決定がおり、「借金は増えたが、シンキと比べれば利息が全然安い。これならやっていける」とひと安心。「一人じゃなくて民商と一緒に交渉できてよかった」と喜んでいます。


(つしま民商ニュース 06.10.9号)。

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