住宅ローン口実に開業資金で貸し渋り

●商工会から国金申し込んだが『ダメ』
 大治支部のAさん(機械販売)は長年の営業実績を買われて「お客を引き継ぐから独立したら」とすすめられ、営業で培ってきた知識に加え保守点検のノウハウなどを学び、3月に開業しました。
 機械の販売という商売柄、最初の運転資金が必要だったので、4月に町の商工会から国民金融公庫に申し込みました。ところが返事は「No」困っていたAさんに商工会は「なんとか元手なしでやれるよう考えやぁ」と説教するばかりで、何の理由の説明もありませんでした。
  近所の業者仲間に相談したら「民商なら力になってくれるよ」と教えられてさっそく相談、県保証の開業資金を申込み、審査も済ませ、6月27日には大治支部の西山支部長・西條班の原田班長さんも同行して交渉を行い、融資されるのを待つばかりとなりました。ところが、こうして時間が経過している間に、Aさんの住宅ローンのボーナス返済月が来てしまいました。県保証は「ボーナス分も含め、約束どおりの返済ができていない」ことを理由に融資を断ってきたのです。

●住宅ローンの条件変更理由に貸し渋り?
 実はAさんはあらかじめ「自営業になりボーナスもなくなったのでボーナス返済を毎月の返済にならしてほしい」と住宅金融公庫に申請、住宅公庫から「8/17日にローンを組み替えますので、その時に一括して5〜8月分を払ってもらって、以後は組み換えましょう」という返事をもらっていて、その日に返済することで合意していたのです。しかし県保証はそうした事情をなんら理解しようとせず、「返済を滞納している方はダメ」の一点張り。班では7月27日に班会兼対策会議を開き、30日午後、木村副支部長・原田班長と事務局員と一緒に4回目の県保証交渉を行ないました。

●滞納ではない! 支部・班の応援うけて融資実現
 「滞納が・・・」と言いかける県保証の三宅課長に対し「滞納ではないっ!条件変更の手続き中だ!」と事の本質をズバリ突いた原田さんや「仕入資金なしでどうやって商売やれと言うのか、商売人を支援するのが県保証の仕事ではないか」と迫る木村さんに、県保証は回答不能。その場では結論が出ませんでしたが、翌日Aさんに「住宅ローンの返済が確認できたら融資します」という返事が来ました。
 Aさんは「民商のおかげでやっと道が開けました。これで安心して営業できます。みんなに相談して励まされ、粘った甲斐がありました」と喜んでいました。 


(つしま民商ニュース 07.8.6号)。

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